イタリアワイン:

レストランでワインをかっこよく頼む方法とテスティング

ワインをレストランで頼む方法です。
ワインの知識がなくてもレストランで注文していいんです。

ボトルで頼むならば、何よりも値段が一番大事です。
グラスで頼むなら、レストランのソムリエに任せてしまいましょう。

ボトルで?
グラスで?
ホスト
テイスティング


レストランでワインを頼むときに知っているといいポイント

「知識がないのにレストランでワインの注文をすると馬鹿にされそう」「何センチもある分厚いワインリストの中からワインを選べと言われてもどうしていいかわからない」と考える人は多いようです。

もちろん、知識や好みがはっきりしている場合、ワインリストを見たりソムリエと「2010年は前年と同じくらい出来がよくて」みたいな会話をしてワインを注文できますが、そんなことできなくてもいいんです。

この記事ではレストランでワインを頼むために必要な最低限の知識を紹介します。ぜひレストランで利用してみてください。

※レストランでかっこよくワインを頼んでみましょう!

 

好みの伝え方~ボトル編とグラス編

自分の好みをしっかり伝えられる方や、ワインリストからワインを選べる人はいいのですが、この記事を読んでいる人の中はそうもいかない人も多いと思います。困ってしまうような場合にもスムーズにワインをオーダーできる方法です。

グラスで頼む場合:ペアリング一択

グラスワインが豊富なレストランでは

  • 料理に合わせてペアリングでお願いします。
  • ペアリングなのでお任せしますけど、できればスパークリングと白と赤で、合計3杯でお願いします

みたいに頼むのも個人的にはおすすめです。ペアリングというのは、料理ごとに合うワインを選んでもらってグラスでもらうことです。最近ではドラマの影響などでこの言葉も浸透してきていますが、使いこなせるとなかなか玄人感が出てきます。

ボトルで頼む場合:リストで価格を指差す

分厚いワインリストを渡されて選ぶように言われても、難しいことが多いですよね。そんな時には、予算を伝えて選んでもらうのがいいでしょう。とは言え、言葉で金額を伝えるのはためらいます。

そんな時こそ、ワインリストをフル活用です。ワインリストの適当なページを開いて、予算に近い値段のワインを見つけて、ソムリエにだけワインリストを見えるように開いて、

  • (値段を指さしながら)大体このくらいで、今日の料理に合いそうなワインをお願いします。
  • スパークリングから始めて、次は白を飲んで、最後は赤で、合計3本でお願いします。

などと伝えられると完璧です。ワインに詳しくなくてもかっこよくコミュニケーション取れているように感じられます。さらに好みが伝えられるといいのですが、例えば

  • ぶどうの品種には詳しくないのですが、重すぎるタンニン(渋み)は苦手です
  • 甘すぎる白は苦手なので甘さ控えめなドライ気味の味がいいです

などと伝えられると、なお良しです。慣れてる感じがしますし、お店の人もしっかり意図を理解してサービスしてくれるでしょう。


 

ボトルで頼んだ時のホストテイスティング

ワインをボトルで頼んだ時には、テーブルの誰かがワインの確認、俗に言うホストテイスティングをしないといけません。頼んだワインを注がれて飲んで確認するものですが、手順を確認してみましょう。

正しいワインがきているか?

当たり前ですが、頼んだワインがきているかを確認します。銘柄の名前からビンテージ(2015年とか、いわゆるワインの年代)など、ボトルを見て視覚的に確認できる全てのことです。

基本的に間違えることがないと思いますが、ワインはビンテージによって値段が変わることもありますし、念のために確認します。

色が濁っていないか?コルクは落ちていないか?

お次はソムリエがボトルを開けてくれて、グラスに注いでもらいます。この時にグラスの中を見て、色に濁りがないかを確認します。濁っている場合、腐ってしまっていることもあるので、視覚的にわかる色の確認が必要です。

あえて濁るような色になっている一部のビオのオレンジワインなどを除いて、濁っているワインが出てきたらソムリエに確認します。またコルクを開ける時にコルク片が落ちてしまうこともありますが、ワインにコルクの破片が落ちていないかも確認します。

異臭がしないか?

お次に匂い、香りです。確率としては低いのですが、まれに酸化したワインが出てくることもあります。異臭がしていると感じた場合にもソムリエに伝えましょう。

ワインの香りをしっかり感じるためにグラスを回す、いわゆるスワリングの方法ですが、右手で回すならば反時計回り、左手ならば時計回りが正しい方法です。これは仮にワインがグラスから飛び出ても内側に飛ぶ、他人に迷惑がかからないというのが理由です。

飲んでみて確認:味の好みの確認ではありません

最後に口に含んでみて、飲んでみて、味に問題がなければ完了です。ここで味の問題とは、好みの話ではないです。香りではわからなかったものの腐った味がするとか、コルクの破片が細かく混ざり込んでいるとか、そういう飲み物として成り立たない場合にのみ伝えます。

要するに、口の中に入れるものとして不適切かどうかを確かめるという形です。この時に、舌の上にワインを少し置いて、あたかもうがいをするかのごとく口の中で空気と混ぜ合わせてあげるとよく味がわかります。

その段階で味がまろやかではないと感じたら「デキャンタージュできますか?」などと言ってみると、すごいわかってる感がでてきてかっこいいですし、おいしくワインを飲めます。

レストランでのワインの頼み方は楽しむためのもの

繰り返しになりますが、難しい顔でソムリエと語り合えなくても、最低限のポイントをおさえておけばレストランでワインをオーダーできます。とはいえ、ワインの味についての表現を知っていた方が、自分の好みを伝えることもできます。

これだけおさえておけばいい!ワインの味の表現についての基本

興味がある場合、まずはワインの味を表現する最低限の言葉から覚えていくと近道ですよ!